2008/11/07/Fri
おいしそうなご飯と言えば、米なわけで、ご飯=米。シンプルイズベスト。米が一番なのであります。いくら我がジャポンがアメリカの属国に成り下がろうと米を食べる事だけは譲れないぜ! と、米のおいしさを認める私なのであるが、先日米に関するこんな事があった。
とある人物と話していると、その人の実家と言うのが、かなりの自然に恵まれた田舎らしく、両親は農家を営んでおられるらしい。
時は秋、収穫の時期と言う事もあり、彼は自家製の米がとてもおいしいのだとうれしそうに話す。
「そりゃー、もうおいしいの、なんの、全然違いますよ。やっぱり自家製の新米となると、こりゃー、たまりませんよ」
鼻息も荒く、えらく熱のこもった話し振りに圧倒された私は何か言わなければと「へー、そんなに違うもんかー。やっばり新米はおいしんだろうなー」と答えた。
しかし、この私の返答に相手は物足りなかった様子で、もっと、もっとおいしさを伝えたい。この味覚鈍感男め、何もわかっちゃいねえーんだよ、と思ったようで、血管剥き出し、鼻息ヒューヒュー溢れんばかりで説明を続けてくれた。
「そりゃー、もう。おいしいったらありゃしません、一度食べさせてあげたいくらいだ」
彼は自分の思いが伝わらない事と、いい言葉が見つからないのをもどかしげに、話続けた。
「うーん、そーだな。とにかくおいしいんですよ・・・うーん・・・とにかくおいしい、おいしくて、おいしすぎて、米だけでご飯が何杯も食べれる」
米だけでご飯が何杯も? 私は、ん? と思った。漬物だけでとか、玉子だけでならよく聞くけれど、いくらなんでも米をおかずにご飯を食べるわきゃないだろ。これは、きっと愚鈍な私が理解してくれない事に興奮して、彼は自分を見失っているに違いない。なんとかせねば。
しかーし、彼の勢いに押されていたせいもあり、ちょっと待ってくださいよと指摘することも、反論する事もできなかった。
あまつさえ、会話に間が空くのが世の中で一番嫌いな私はつい
「へー、そりゃすごいなー。米だけでねー。すごい」 と言ってしまったのだが、やはり私のリアクションに満足できない彼はもっと興奮した様子で「もう本当においしいんですよ。おかずなんか無くても米だけでご飯が何杯でも食べられるんですよ」と続けるのだった。
ここまで来ると、私も不安になって来る。いくらなんでも、米だけでご飯が何杯でもって・・・言い間違いだよな・・・いや、もしかして本当に米をおかずとして?・・・案外、通はそうやって食べるものなのか・・・いや、いくらなんでも、そんなはずは・・・
帰宅すると、妻がうれしそうにこう言う「今日は○○のおばさんが送ってきてくれた新米炊いたよ」
おー、偶然とは恐ろしい、噂の新米かー。
すかさず、私はこう言った。
「悪いけど、もう一つ茶碗にごはんよそってくれる?」
第612回ブログ公式ガイドプレゼントつき!「おいしそうなご飯の写真!」